躁鬱病を治すために診断し、薬で治療を行なう方法

診断方法

伏し目がちの女性

原因はわからない

正しく診断を行なうことで、病気に対して早めにアプローチできる。がんなどの場合は早期発見早期治療が基本の治療方針となっているが、躁鬱病のような精神疾患の場合そういった対策が遅れがちになってしまう。早めに判断し、治療した方が、本人にも周囲の人にとって有効な手段といえる。うつ病にも躁鬱病にも使われる抗うつ薬のような薬は、効果が現れるまでに時間がかかることもあり、その間に治療方針を固める必要があるので、なるべく早めに薬を使った治療を行なうのが良い。精神的な疾患は家庭の問題であるという認識もまだまだ強く、そういった家庭の事情を晒したくないという人は病気を隠しがちになってしまう。しかし、こうした躁鬱病や統合失調症になる原因とはまだ分かっておらず、家庭の事情が必ずしも原因ではないといわれている。脳の気質や遺伝子が原因という説もあるので、家庭環境が悪いということもないのである。

判断基準を知る

このため、家族はしっかりと躁鬱病について知り、薬についても知ることで、治療方針を固めることができる。まずは躁鬱病とうつ病をはっきりと区別し、家庭でも対処しやすいようにした方が良いといえる。その方法として、客観的な判断ができる機器を使って検査するという方法がある。光トポグラフィー検査という検査方法では、脳の血流の状態を調べることで躁鬱病かうつ病か、もしくは統合失調症かを判断することができる。そして、エピソードを問診で引き出し、生活に支障をきたしているかどうかを、精神医学的に判断することになる。

躁鬱病とはどんな病気か

躁鬱病という病気をご存知でしょうか。躁鬱病とは精神疾患の一つで、気分が異常にハイになる躁状態と気分が沈み何もやる気にならない鬱状態を繰り返す病気です。躁状態のとき、人は異常に気分が良くなり、自分が偉く大きくなったように感じ、大胆な行動に出ることが多いです。高額な買い物をして借金をしたり、リスクの高い投資に手を出したりと、その症例は様々です。鬱病が治ったと思ったら躁状態になっていただけだったということもあるので、この躁状態には注意が必要です。躁鬱病の治療には精神科の治療が欠かせません。自分やご家族の方に心当たりがあるという方は、病気が進行する前に、精神科の専門医にきちんと診断してもらう事をおすすめします。

治療に有効な薬が出てきている

躁鬱病を治療するためには、薬の力を借りる必要があります。躁鬱病には気分安定薬を使った維持療法が一般的です。気分安定薬は気分の浮き沈みをおさえ、どちらかと言えば躁状態に効果があります(鬱状態にもある程度効果あり)。代表的な気分安定薬として、リーマス、デグレトール、デパケン、セレニカ、ラミクタールといったものがあります。薬によっては、めまいや吐き気、目のかすみ、頭痛、口の渇きなどの副作用があるもの、多く摂取しすぎると中毒症状を引き起こしてしまうもの、などがあります。一種類の薬で効果が得られない場合は、二種類以上の薬を組み合わせて併用します。このような気分安定薬を服用する際は医師の指示に従いましょう。